知っておきたい!日本と海外のLGBTQの割合とは?
近年、LGBTに関する話題がメディアでも取り上げられるようになり、社会全体で多様性を尊重する動きが活発化しています。
しかし、日本では同性婚が認められていないこともあり、LGBTの人々の理解が十分とは言えません。
1つ言えることは、「LGBT当事者は、あなたの周りに必ず存在する」ということ。
とはいえ、実際日本におけるLGBTの割合はどれくらいなのでしょう?
この記事では、最新の調査に基づいて【日本のLGBTの割合と海外との比較】を紹介します。
さらに、LGBTの人々を理解するために必要なポイントや、今後LGBTの割合がどのように変化していくのかについてもお話ししていきますね。
日本のLGBTの割合は?
日本のLGBTの割合は、調査機関や調査方法によって多少異なりますが、「9.7%(参考:電通)」だと推定されています。
これは、約10人に1人がLGBTであることを意味します。
例えてみると、40人1クラスの学校では1クラスにLGBTの当事者が4人存在すると考えてもいいでしょう。
どうでしょう?
意外と多いですよね。
これは、「左利きの人」や「血液型がAB型の人と同じような割合」だと言われているんです。
みなさんの周りにも当たり前に、左利きの人やAB方の人が居るように、LGBT当事者もあたりまえに存在しているんですね。
とはいえ、記事を読んでいる人の中には、
「私の周りでは聞いたことがない」
「今までに性的マイノリティの人に出会ったことがない」
という人も結構多いかもしれません。
しかし、あなたが生きている中でLGBT当事者の人に絶対に出会っていると断言できます。
それは、「当事者がいない」のではなく、「見えない」だけだからです。
残念ながら、日本ではまだまだLGBTに対する偏見や差別も少なくないことから、事実を隠して生活している人も多いのが現状です。
今後、社会が少しずつ多様性を受け入れられるようになれば、カミングアウトする人も増えてきて目に見えやすくなるのではないでしょうか。
海外におけるLGBTの割合
海外におけるLGBTの割合は、調査対象国によって異なりますが、「約8%」と言われています。
欧米諸国では、LGBTに対する理解が比較的進んでいる国が多く、同性婚が認められている国もあります。
例えば、オランダではLGBTの割合が11%、ブラジルでは14%と国によっても異なります。
それはその国がどれだけ多様性を受け入れているのか、文化や価値観によってもさまざまでしょう。
もちろん、同性婚が認められているような国々では、比較的カミングアウトがしやすいことからその割合は高くなるかもしれません。
一方、アフリカや中東の一部地域では、LGBTに対する差別が未だ根強く、カミングアウトが困難な状況です。
そのような国では、「LGBTはこの国ではいない!」と平気で言われています。
そのような国で暮らす当事者は、家族にさえ真実を伝えられません。
なかには、他国に亡命する人もいるようです。
以下の映画では、LGBTが社会から迫害されているケニア(アフリカ)のリアルな姿を描いています。
もしよろしければ、ご覧くださいね。
LGBTの人々を理解するためにすべきこと
今や約10人に1人がLGBT当事者と言われるなか、彼らを理解してより風通しの良い社会にしていくためにはどうしたら良いのでしょうか?
具体的に、LGBTの人々を理解するために必要なことを以下にまとめました。
・LGBTに関する正しい知識を身につける
・偏見や差別をなくすための発信を行う
・多様性を尊重する
LGBTに関する正しい知識を身につける
当事者を理解する第一歩は、LGBTに関する正しい知識を身につけることです。
今では書店でも多くのLGBT本が売られていますよね。
そのような本を何でも良いので1冊購入して読んでみるのはいかがでしょうか?
そうすると、LGBTの基礎的な知識を身に付けることができます。
知識を身に付けると、いざというときにあなたはLGBTの人々を差別や偏見から守ることができます。
もちろん、「日本LGBTサポート協会」の当ブログでもLGBTの豆知識や最新情報を発信していますのでぜひ参考になさってくださいね。
その他にも、実際に講演活動を聞いてみたり、当事者が発信するブログを覗いてみるのもいいかもしれません。
以下のブログは、同性カップルで3人のお子さんを子育てしているブログです。
興味があれば、ぜひご覧くださいね。
偏見や差別をなくすための発信を行う
LGBTの基礎を理解できたところで、偏見や差別をなくすための発信活動を行うのも有効です。
最近では少しずつLGBTに対する認識も高まってはきたものの、「名前は聞いたことがあるけど、あまり詳しくないかも…」という方も多くいらっしゃいます。
あなたがSNSなどで発信することで、より多くの関心のない人にメッセージが届きます。
その中で、何人かは「LGBTってなんだろう?」と興味を持って読んでくれる人も出てくるでしょう。
そうやって少しずつ人々が当事者のことを知ることで、社会はより生きやすくなっていきます。
多様性を尊重する
LGBTのことを理解できたあとは、実生活でも多様性を尊重した行動やアクションができれば素晴らしいですね。
例えば、友人に当事者がいれば彼らに寄り添って話を聞いてあげるといった些細なことで構いません。
あなたの存在が、彼らにとってはとても心強いはずです。
自分にできることを考えて、1つ1つ実行していきましょう。
これからLGBTの割合は増えていく?
LGBTに対する理解が深まり、カミングアウトする人が増えていることから、今後LGBTの割合は増えていく可能性が高いと考えられます。
また、出生前の性別検査や性同一性障害に対する治療法の進歩などによって、性別に対する多様性がさらに広がっていくことも考えられます。
とはいえ、将来はもはや「LGBT」という言葉がなくなるくらい、社会全体が「違い」を受け入れられるようになっていることが理想です。
その第一として「同性婚の法制化」などが早急に求められています。
今後、日本の法律が変わり、誰もが生きやすい社会になることを期待しています。
まとめ:より良い社会を作るには、1人1人の理解が必須
日本のLGBTの割合は約10人に1人と推定されています。
多様な人が社会で生き生きと暮らし、活躍できるようになるには「LGBTの理解」は必要不可欠です。
多様性を尊重し、LGBTに関する正しい知識を身につけることで、誰もが安心して暮らせる社会を実現することができるでしょう。
この情報が、LGBTに関する理解を深め、誰もが尊重される社会の実現に役立つことを願っています。
私たち「日本LGBTサポート協会」でも、全ての性的マイノリティの出会いをサポートしています!
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