同性愛者は幸せになれる?日本で暮らす同性カップルのリアル
同性愛者として日本で暮らす中で、「本当に幸せになれるのかな?」と不安に感じることはありませんか?
家族や友人へのカミングアウト、職場での偏見、パートナーとの関係をどう築いていくかなど、不安や悩みは尽きないですよね。
特に、今の日本では同性婚が法的に認められていないため、パートナーシップ証明書などを活用しながらも、社会の壁に直面することも少なくありません。
とはいえ、少しずつ社会の常識や認識は変わりつつあります。
そこで今回は、「同性愛者は幸せになれるのか?日本で暮らす同性カップルのリアル」を紹介していきます!
今回はLGBTサポート協会にも度々講演ゲストとして参加してくれているYURIさん(バイセクシュアル)の日常のリアルも伺います。
実際に日本で暮らす同性カップルの声を聞くことで、幸せな未来を手に入れるためのヒントを見つけられるかも知れません。
あなたが描く理想の暮らしが、決して遠い夢ではないことを感じていただけたら幸いです。
それでは、是非読んでみてくださいね!
同性愛者が日常で感じる不安や悩み
最近、社会では少しずつ性的マイノリティー(LGBTQ)に対する理解が進んできたように感じます。
しかし、多くのゲイやレズビアンなどの当事者の方は、日本で生活する中でさまざまな不安や悩みを感じています。
例えば、
・家族や友人へのカミングアウト
・社会からの偏見や差別
・パートナーと生活する難しさ
・将来への不安
・自分らしさを表現できない
などが日常的に直面しやすい悩みとなっています。
家族や友人へのカミングアウト
まず、多くの当事者は「自分が同性愛者だと知ったら、周りは自分のことをどう思うのだろう?」と悩んでいる方が非常に多いのも事実です。
特に家族が保守的だったり、友人が同性愛に対して理解がなかったりすると、カミングアウトは大きなストレスになります。
その結果、「嫌われるかも」、「距離を置かれるかも」という恐れから、誰にも言えずに苦しむこともあります。
自分の大切な人たちと距離ができてしまうという恐れは、日常的に当事者たちの心に大きなストレスを与えてしまっています。
社会の偏見や差別
最近では世の中も多様性を理解するような風潮になってきましたが、まだまだ日常生活の中で偏見や差別に直面することがあります。
例えば、職場で「結婚の予定は?」と聞かれるたびに答えに困ったり、異性愛を前提とした会話に馴染めなかったりすることも少なくありません。
また、同性のパートナーと外出した際に、周囲から冷たい視線を感じることもあるでしょう。
こういった小さな出来事の積み重ねが、当事者のストレスや不安に繋がってしまうことがあります。
パートナーとの生活の難しさ
日本では同性婚が法的に認められていないため、パートナーシップ証明書を取得しても、異性カップルが享受する法的な権利をすべて得ることはできません。
例えば、パートナーが病気で入院しても、家族として面会や医療決定に関与できないことがあります。
また、一緒に暮らしたいと願っても、同性同士では物件を借りれないことも少なくありません。
このように、パートナーとの未来を考えるカップルにとっては、生活面で苦労することが多いようです。
将来への不安
年齢を重ねるにつれて、同性愛者としての将来への不安が増していくこともあります。
特に、老後の生活や介護、医療面での支援が少ないと感じる人は多いです。
同性カップルとして暮らす中で、パートナーが突然病気になったり、自分自身が介護を必要とする状況になったときに、どのようなサポートが受けられるのか不安に感じることがあります。
こちらも同性婚が認められない場合には、法的な関係を証明できないため、多くの同性愛者は将来への不安を感じてしまいます。
自分らしさを表現できない
最近では、SNSなどのソーシャルメディアでも多くの同性カップルの姿が見られるようになりました。
しかし、SNSやメディアなどに出ている人は性的マイノリティーと呼ばれる人々のほんの一握りでしかありません。
多くの当事者の方は、さまざまな理由で自分のセクシュアリティやパートナーの存在を隠して生きています。
特に、職場などでは一切同性パートナーの存在を明かしたくないと考えている人も多いようです。
その結果、周りの目や意見が気になって「自分らしさ」を見失ってしまうことがあります。
「いつか堂々と、パートナーと幸せに暮らしたい」と心の中で願っている人々は想像以上に多いでしょう。
このように、同性愛者が日常で感じる不安や悩みは多岐にわたります。
しかし、これらの問題を乗り越えながらも、自分らしく生きることを選んでいる人がたくさんいます。
次のセクションでは、実際に日本で暮らす同性カップルのリアルな声をお伝えします。
同性愛者は幸せになれる?日本で暮らす同性カップルのリアル
「同性愛者は幸せになれるのか…」。
そのような疑問を持つ当事者の方は多いのではないでしょうか。
日本では同性カップルのロールモデルがまだまだ少ないため、実際の当事者の暮らしをイメージすることが難しいかも知れません。
そこで今回は、LGBTQ当事者でバイセクシュアルのYURIさんにお話をお聞きしました!
YURIさんのセクシュアリティはバイセクシュアルで、現在は女性パートナーさんと3人のお子さんを育てられています。
そんな、一見幸せそうな家庭を築いているYURIさんは、パートナーと付き合っていた当時の悩みや今の暮らしはどうなのでしょう?
家族や友人、職場へのカミングアウト
同性愛のカップルでやはり気になることは、周囲へのカミングアウトです。
YURIさんは、2016年頃に今のパートナーとお付き合いを始めたそうですが、当時は女性との交際を周りに秘密にしていたそうです。
なぜなら、YURIさんの周りは異性を愛することを前提とした雰囲気で、「本当のことを言ったら友人が離れていってしまうかも知れない」と怖かったのだそう。
結局、2018年にYURIさんはパートナーと養子縁組をして「家族」になりましたが、この時に初めて両親へカミングアウトをしました。
その当時は、両親は「まさか自分の娘が同性愛者なんて…」と受け入れられなかったようで、きちんと受け入れられるまで3ヶ月程かかったといいます。
しかし、職場へのカミングアウトは躊躇してしまい、悩んでいるうちに妊娠、そして出産と、休職期間に入りました。
YURIさんが2人、そしてパートナーが1人と、子どもが3人誕生したことで、YURIさんの心境もどんどん変化していきました。
「子どもは親の背中をみて育つ」という言葉があるように、こんなコソコソ生きる親の姿を見せたくない、と職場に復帰する際にカミングアウトすることを決意したYURIさん。
今では仕事にも復帰し、周りの同僚たちにも自分のセクシュアリティや家族のことも全部包み隠さずオープンにしているそうです。
同性パートナーと子どもたちとの日常
女性同士の子育ては、思ったよりも周りと変わらないと言います。
例えば、育児の悩みは男女のカップルでも変わりありません。
「ミルクを飲まない」
「トイトレっていつからやればいいの?」
「離乳食を食べてくれない」
なんて、どこの家庭でも持つ一般的な悩みばかりだと話すYURIさん。
しかし、唯一「自分たちは異性のカップルと違う」と思う瞬間もあるようです。
それは、市役所などの手続きが必要な時だと言います。
例えば、保育園の申し込みの際には、YURIさんの子どもとパートナーさんとの子どもで別で手続きを進めなくてはならなかったり、3人の子供たちは生まれた母親が違うため「姉妹扱い」にならなかったり。
また、日本では「同性婚」ができないため、書類上はお互いに「ひとり親」になっています。
このように、改めて法律や手続きに関することで「性的マイノリティーのカップル」であることを思い知らされることがあるそうです。
YURIさんは、「私たちは今、とても幸せに暮らしています。しかし、ふとした時に国から守ってもらえていないと感じることがあります。もし、私やパートナーのどちらかが他界したら子どもは育てていけるのかなど、不安もあります。この問題が解決されるような社会になることを望んでいます」と言います。
まとめ:同性愛者でも幸せは掴める
今回は「同性愛者は幸せになれるか」をテーマに記事を書いていきました!
実際の同性愛者であるYURIさんのリアルな声を聞いて、改めて日本の法律の壁を感じます。
しかし、実際の同性愛者の方も自分らしいパートナーシップで幸せな家庭を築いているのも事実です。
もし、将来パートナーを見つけて幸せな未来を作りたいと考えているなら、私たちLGBTサポート協会がサポートします!
LGBTサポート協会では、LGBTQ専門の結婚相談所であり、月に一度LGBTQ当事者のゲストさんをお呼びして「ダイバーシティ研修講座」で勉強会をしています!
そんな協会の仲人さんは、LGBTQ当事者の気持ちに寄り添って理想のパートナー探しのサポートを致します。
もちろん、今までLGBTQ当事者のご縁結びの実績も多数ございます。
もし、「信頼できるパートナーを見つけたい!」、「将来は素敵な家庭を築きたい」と考えている方は是非LGBTサポート協会にお問い合わせください。
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