日本LGBTサポート協会の活動レポート

【2024年最新版】世界中で広がる同性婚の波!同性婚が認められている国と地域

突然ですが、あなたは日本で同性カップルは結婚できると思いますか?

残念ながら、答えは「ノー」です。

今の日本では、同性婚に関する法整備が進んでいないため、いくら愛し合っていても同性同士では結婚することができないんですね。

では、海外ではどうでしょう?

世界に目を向けてみると、同性婚はあたりまえの権利となっていて、同性カップルが結婚して子どもを育てる人々のいる国も存在します。

今回は、世界の同性婚事情を知るために【同性婚が認められている国と地域】について徹底解説していきます!

日本でもいつか同性婚ができる日が来るかもしれません。

その前にまずは、海外のLGBTQ事情を知ることから始めてみましょう!

同性婚とは?

同性婚とは、同じ性別の二人が婚姻関係を結ぶことを指します。

日本ではまだ同性婚が合法化されていませんが、世界では多くの国や地域で認められています。

同性婚が認められると、結婚した二人は異性婚カップルと同じように、扶養控除や相続などの権利を得ることができます。

日本でも今まさに、同性婚の実現に向けて裁判が行われていますよね。

同性婚が認められることによって、性的マイノリティでも家族を築いたり、安心して暮らすことができるようになります。

しかし、日本ではまだ議論が続いており、同性婚への道のりは長いかもしれません。

しかし、北米やヨーロッパ諸国を中心に先進国と言われる国のほとんどでは、少しずつ同性婚が認められてきています。

次の章では、同性婚が認められている国・地域を紹介しますね。

同性婚が認められている国・地域

2024年6月現在、世界で同性婚が認められている国は37カ国にのぼります。

ちなみに、世界で一番最初に同性婚が認められたのはオランダで、2001年のときです。

あれから23年程たった今、同性婚ができる国は37カ国にまで広がりました!

もちろん、国や地域ごとに同性婚合法化の時期や、認められている権利などは異なります。

以下は、【同性婚が認められている国・地域】の一覧となります。

北米

・カナダ (2005年)
・メキシコ (2010年)
・アメリカ合衆国 (2015年)

北米では、意外にもカナダやメキシコの方がアメリカよりも先に同性婚が認められています。

アメリカの同性婚可決は、2014年当時大きなニュースになったのも記憶に新しいのではないでしょうか?

現在のアメリカでは、同性カップルでも生殖補助医療が適応されているため、アメリカの同性カップルの約5組に1組の割合で子育てをしていると言われています。

南米

・アルゼンチン (2010年)
・ブラジル (2013年)
・ウルグアイ (2013年)
・コロンビア (2019年)
・エクアドル (2019年)
・コスタリカ (2020年)
・チリ (2022年)
・キューバ (2022年)

意外に思われる方も多いかもしれませんが、今南米では同性婚ができる国々が増えています。

とても喜ばしいことですよね。

南米では同性愛に関しては寛容な地域だと言えるでしょう。

ヨーロッパ

・アイスランド (2010年)
・ノルウェー (2009年)
・スウェーデン (2009年)
・スペイン (2005年)
・フランス (2013年)
・ベルギー (2003年)
・オランダ (2001年)
・デンマーク (2012年)
・フィンランド (2014年)
・ポルトガル (2010年)
・ルクセンブルク (2019年)
・アイルランド (2015年)
・イギリス (2014年)
・ドイツ (2021年)
・オーストリア (2022年)

北欧・ヨーロッパ諸国では、性的マイノリティに関する教育や理解が非常に進んでいる地域です。

そのため、同性婚が認められている国は、他の地域と比べると多くなっています。

LGBTQ当事者にとっては、ヨーロッパ圏は生活しやすく、旅もしやすい地域かもしれませんね。

オセアニア

・ニュージーランド (2013年)
・オーストラリア (2018年)

オセアニア地域では、オーストラリアとニュージーランドの2カ国で同性婚が認められています。

これらの国々では、多くのゲイカップルやレズビアンカップルも街中で会うことができるでしょう。

特に、オーストラリアは元々移民も多く集まる多文化国家でもあるため、多様性には寛容な傾向があるようです。

アジア

・台湾 (2019年)
・ネパール(2023年)

アジアはまだまだ同性婚が認められている国の数こそ少ないものの、今後の動向が非常に注目されている地域でもあります。

タイやフィリピンなどの国では、性的マイノリティにも寛容な国でもあるため、今後注目したい国々でもあります。
ネパールも昨年、アジアで2番目に同性婚が認められた国として話題になりました。

アフリカ

・南アフリカ共和国 (2006年)

アフリカでは残念ながら、まだ南アフリカの1カ国しか同性婚が認められていません。

これはアフリカの独特の文化であったり、イスラム教を進行する人々が多いことも一因かもしれません。

なんと、アフリカの一部の国々では、同性愛は処罰の対象となる地域もあり、なかには死刑になってしまうこともあるようです。

同性婚が認められている国・地域の最新事情

ここからは、【同性婚が認められている国・地域に関する最新情報】をあわせて紹介していきます。

最新情報を知ることによって、世界の流れを掴むことができるかもしれません。

台湾でアジア初の同性婚が合法化

2019年5月24日、台湾でアジア初の同性婚が合法化されました。

この歴史的な出来事は、アジアにおけるLGBTQ+の権利向上に大きな弾みをつけました。

日本でもお隣の国である台湾の歴史的な決定を大きく報じましたよね。

今まさに同性婚裁判真っ只中の日本に勇気と希望を与えてくれる話題となりました!

ドイツで2021年に同性婚が合法化

2021年10月1日、ドイツで同性婚が合法化されました。

ドイツでは2017年に同性婚カップルに民事上のパートナーシップが認められていましたが、2021年の法改正により、結婚と同じ権利が与えられることになりました。

これは、パートナーシップから同性婚へ正式に合法化されたという嬉しいニュースです。

日本にも自治体が独自に行っている「同性パートナーシップ制度」があります。

今後、日本もパートナーシップ制度から合法的な婚姻に変わることがあるかもしれませんね。

スイスで2022年に同性婚の国民投票が実施

2022年9月26日、スイスで同性婚の国民投票が実施されました。

結果は賛成52.3%、反対47.7%で、同性婚が合法化されることになりました。

スイスでは2007年に同性カップルに民事上のパートナーシップが認められていましたが、今回の国民投票により、結婚と同じ権利が与えられることになりました。

この歴史的な決定は、国民が自ら権利を勝ち取った瞬間でもあります。

このように、時に国民の声が「自由」と「権利」を手にする大きな一歩となることがあります。

同性婚が認められるようになった理由

今まさに、世界中で同性婚が広まりを見せています。

では、なぜ世界でこのような動きとなっているのでしょう?

同性婚が認められるようになった理由は、大きく分けて二つあります。

・社会の意識変化
・法的な動き

まず、第一に「社会の意識変化」が挙げられます。

近年、LGBTQ+に対する理解と尊重が深まり、同性婚を支持する人が世界中で増えてきています。

これは、メディアでの取り上げやSNSなども大きく影響していると考えられます。

人々の意識が変わることで声を上げ、それが国の政治に届いているのでしょう。

また、「法的な動き」も同性婚が認められるようになった理由の1つかもしれませんね。

近年、多くの国・地域で同性婚に関する法改正が進んでいます。

これは、憲法裁判所の判断や、国民投票の結果などによって実現しています。

同性婚が認められることのメリット

性的マジョリティの人からすると、「同性婚」にはどのようなメリットがあるのかイメージしづらいかもしれませんね。

そこで、ここでは【同性婚が認められることのメリット】を少しお伝えしていきます。

同性婚が認められることには、以下のようなメリットがあります。

・同性カップルが平等な権利を得られる
・愛する人と家族として認められる
・子どもを育てやすくなる
・社会全体が多様性を受け入れやすくなる

このような大きなメリットがあります。

実は、結婚で当たり前に得られる権利(相続権、税制優遇、共同親権など)は、同性カップルにはありません。

そのため、異性カップルと同じように一緒に暮らしているのに、制度の恩恵が受けられないこともしばしばあります。

その結果、損をしたり、安心して暮らすことができなくなってしまいます。

同性婚が認められれば、性的マイノリティの人々も平等な権利を得られ、愛する人と「家族」として認めてもらえます。

そして、欧米のように同性カップルで子どもを持つケースも増えてくるでしょう。

少子化対策にもなりますし、社会全体が多様性を受け入れやすくもなるはずです。

同性婚が可決しても、失うものは何もありません。

ただ、安心して暮らせる人々が増えるだけなんです。

今後、日本でも同性婚が認められるよう心から願うばかりです。

まとめ:同性婚実現に向けて声を上げよう

同性婚は、愛する人と家族として認められ、平等な権利を得るための重要な制度です。

世界中で同性婚が認められるよう、今後も議論を深めていくことが必要です。

その第一歩として、まずは私たち国民一人ひとりが声を上げていかなければなりません!

どんなに小さい声でも、大勢が集まれば国を変えることができるかもしれません。

ぜひ、今日からあなたができることから始めてみましょう。

また、今はまだ同性婚が認められていませんが、幸せに暮らす同性カップルがいるのも事実です。

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