日本LGBTサポート協会の活動レポート

【東南アジア初】タイが同性婚法制化へ!アジアで3番目の希望の国

2024年6月18日、タイ上院で同性婚法案が可決され、年内に東南アジア初の同性婚法制化が実現することになりました。

この歴史的な瞬間は、LGBTQ+コミュニティにとって大きな喜びとなっており、アジアにおける同性婚実現の大きな一歩となりました。

テレビニュースやSNSでも話題になり、驚いた人も多いのではないでしょうか?

このことは、今後のアジア諸国の同性婚への動きに拍車をかけるようなポジティブな出来事だと捉えています。

そこで今回は、嬉しい話題を少し深掘りして【タイ同性婚法制化への道のり】をお話ししていこうと思います。

「タイ」とはどんな国?【魅力満載の微笑みの国】

東南アジアに位置するタイは、豊かな自然と活気あふれる都市、そして温かい人柄で知られる世界屈指の人気観光地です。

なんと、タイは年間130万近くの観光客が訪れています!

それだけ、タイは旅行者を惹きつけるような魅力を持っているんですね。

首都バンコクは、近代的な高層ビルと伝統的な寺院が共存する活気あふれる大都市となっています。

一方、北部には山岳地帯が広がり、少数民族の村々や美しい自然風景を楽しむことができますよ。

南部には、ターコイズブルーの海と白い砂浜が美しいビーチリゾートが点在し、世界中から観光客が訪れます。

そんな魅力溢れるタイの国を少しクローズアップして紹介しますね。

自然

タイは、熱帯雨林、山岳地帯、ビーチなどの様々な自然景観を楽しむことができます。

北部には、象乗りやトレッキングなどのアクティビティが楽しめる山岳地帯が広がり多くの観光客が足を運びます。

南部には、プーケットやサムイ島などの美しいビーチリゾートが点在し、ダイビングやシュノーケリングなどのマリンスポーツがも盛んですよ。

食(タイ料理)

みなさんはタイ料理というと、どんな料理を思い浮かべますか?

タイ料理は、スパイシーで酸味と甘味のバランスが絶妙な味わいで知られています。

トムヤムクン、グリーンカレー、パッタイなど、日本でもお馴染みの料理もたくさんあります。

屋台やレストランで、様々なタイ料理を安く味わうことができるので、ぜひ試してみて下さいね。

タイ人

タイの人々は、温かくフレンドリーな性格で知られています。

「サワディー」という挨拶を交わし、笑顔で接してくれる人が多いですよね。

困ったことがあれば、気軽に助けを求めることができるのも嬉しいポイントです。

日本人とは違い、「マイペンラーイ(なんとかなるさ)」をいう精神を持っているので、せかせかしている人は少ない印象でもあります。

物価

タイは、日本と比べて物価が安い国と言われています。

レストランやマッサージ、宿泊費なども、日本よりも安く楽しむことができます。

しかし、最近ではタイの急激な経済発展で、バンコクなどの都市部では日本並みの物価になっているという話をよく耳にします。

タイのLGBTQ事情

タイの魅力は、なんといってもその「多様性」です。

タイは性差に対して非常に寛容であり、国全体がLGBTQをありのまま受け入れるような土壌があります。

例えば、日本では

・男性
・女性
・その他

というような3つの性別イメージを持っている方がほとんどかと思います。

しかし、タイでは「何十種類もの性別がある」と考えられているようです。

実際、日本では性的マイノリティを「LGBTQ+」と表したりしますが、実際には「LGBTQQIAAPPO2S」のように多くのセクシュアリティが続いています。

タイでは、すでにさまざまなセクシュアリティがあるということが認識されており、多様性への理解という点では日本よりも1歩進んでいるのではないでしょうか。

実際、日本で「生きづらい」と感じている性的マイノリティの方がタイへ移住する話はよく耳にします。

実際、トランスジェンダーの性別適合手術などを受けるためにタイへ渡航する人も少なくありません。

タイ社会では、性差に関して寛容というよりも、「気にしていない」というほうが正しいかもしれません。

例えば、同じ職場に、少数の性的アイデンティティを持つ人が在籍したいたとしても、「だから何?」という感じです。

それはもう、彼らからしたら「髭を生やしている」とか、「メガネをかけている」といった程度の問題なのではないでしょうか。

一部の日系社会などでは、外見の性別を未だに問題視するケースがあるようですが、タイは時代の数歩先を歩んでいることを忘れてはなりません。

タイ同性婚までの道のり【苦難と希望の7年間】

2024年6月18日、タイ上院で同性婚法案が可決され、東南アジア初の同性婚法制化が実現しました。

この歴史的な瞬間は、LGBTQ+コミュニティにとって大きな喜びとなり、アジアにおける同性婚実現の大きな一歩となりました。

しかし、この法制化までの道のりは決して平坦ではありませんでした。

ここでは【タイにおける同性婚法制化までの7年間】を、詳細な年表とともに振り返ってみます。

2017年

3月: 市民団体が同性婚法案を初めて提出するが、議会で否決される。
12月: 憲法裁判所が、婚姻を男女のみに限定する憲法条項は違憲ではないと判断する。

2018年

3月: 複数の市民団体が同性婚法案を再提出する。
5月: 下院で同性婚法案が初審議される。

2019年

2月: 下院で同性婚法案が2回目の審議される。
11月: 下院で同性婚法案が3回目の審議される。

2020年

1月: 下院で同性婚法案が可決される。
10月: 上院で同性婚法案の審議が始まる。

2021年

11月: 上院で同性婚法案が否決される。

2022年

3月: 改正された同性婚法案が下院で可決される。
11月: 上院で同性婚法案の審議が再開される。

2023年

12月: 上院で同性婚法案の採決が延期される。

2024年

3月: 上院で同性婚法案が可決される。
6月: タイ王室が同性婚法案に署名し、法制化が実現する。

いかがでしょう?

法制化までの道のりの中で、タイでは様々な困難に直面しました。

保守層からの強い反対意見や、宗教的な理由による抵抗などもあったそうです。

しかし、LGBTQ+当事者とアライの人々は諦めずに声を上げ続け、世論を少しずつ変えていきました。

そしてついに、2024年6月、タイは東南アジア初の同性婚法制化を実現することができたのです!

これは、LGBTQ+当事者たちにとって大きな勝利であり、アジアにおける同性婚実現の大きな一歩となりました。

しかし、アジアでの同性婚実現への闘いはまだ始まったばかりです。

今後、日本でも同性婚に関する様々な課題を解決していく必要があるでしょう。

タイの同性婚法制化が、日本を含む他のアジア諸国における同性婚実現のきっかけとなることは間違いありません。

同性婚の実現で挙がった国内外からの喜びの声

ここからは、【同性婚の実現で挙がった国内外からの喜びの声】を紹介します。

まとめ:タイはアジア諸国の同性婚実現の波を起こす

タイにおける同性婚法制化は、アジアにおけるLGBTQ+の権利向上にとって大きな意味を持つ出来事となりました。

この快挙が、他のアジア諸国にも同性婚法制化の波を起こすきっかけとなることを期待しています。

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